スーツの顔はどこで決まる？〜ボタンの選び方〜

ボタンは小さいながらもスーツの顔とも言える存在で、個性を反映させるための重要なパーツです。

生地の色や柄との相性を考えたボタンを選ぶことで全体を調和させたり際立たせることが可能な上、生地やシルエットが同じでもボタンの種類や数、配置によってスーツが与える印象は大きく変わります。

 たとえば水牛（ホーン）ボタンなどの天然素材は、自然な模様や温かみ、深みのある色合いでスーツに独自の風格や高級感を与えてくれ、

ナットボタンは木のもつ温もり感で全体を優しい雰囲気にまとめてくれます。

 また、プラスチックボタンは、デザインや色のバリエーションが豊富で、非常に丈夫です。

また、フロントボタンの数や配置は、スーツの胸元であるVゾーンの深さやジャケットのデザインを決定し、着る人の印象を大きく左右します。

ボタンを決める上でおすすめなのは体の中心線を通るセンターラインの色（フロントボタンやベルトやシューズなど）を近い系統の色でまとめることです。

そうすることで全体のカラーバランスがとりやすくなります。

ぜひご参考になさってください！